2025年7月、ミュージシャンの世良公則(せら・まさのり)さんが参議院選挙に無所属で立候補すると表明し、大きな話題になっています。
音楽の世界から政治の舞台へ…一見すると遠いようで、実は意外と接点のあるこの2つの世界。これまでにも、音楽活動を経て政治家として活躍している人たちが何人もいます。
というわけで今回は、ミュージシャン出身の政治家たちを一覧でご紹介します。中には「えっ、あの人も!?」という名前があるかもしれませんよ。
ミュージシャンから政治家へ転身した人物たち
以下、ミュージシャン出身の政治家たちです。
三宅洋平さん|レゲエ・ロックから政治活動へ
1998年ごろからレゲエ・ロックバンド「犬式 a.k.a. Dogggystyle」でボーカル&ギターとして活動していた三宅洋平さん。
2009年にバンドが解散したあとは、政治・社会活動へとフィールドを移しました。
2013年には緑の党の推薦を受けて参院選に立候補しましたが、落選。2016年にも東京都選挙区から挑戦しましたが、やはり当選には至りませんでした。それでも彼の訴えは、若い世代を中心に大きな反響を呼びました。
奥村政佳さん|RAG FAIRから議員へ
本日は、立憲都連の常任幹事会に参加。
— 鈴木烈 都議会議員候補 (立川市選挙区) (@Retsu_SUZUKI) February 7, 2025
7月の参院選(東京選挙区)に向けて、塩村あやかさん(参議院議員/東京選挙区)と奥村政佳さん(参議院議員/比例区)の公認が決まりました。… pic.twitter.com/57Hr7qoFEa
アカペラグループ「RAG FAIR」の元メンバー、奥村政佳(おくむら まさよし)さんは、ボイスパーカッションを担当していた個性派ミュージシャンです。
2019年にグループを脱退し、立憲民主党から参議院選挙に出馬。落選したものの、その後繰り上げ当選し、2024年5月13日から参議院議員として活動しています。
音楽と政治、どちらにも誠実に向き合う姿勢が注目されています。
中条きよしさん|昭和歌謡スターが議員に
「うそ」「理由」などのヒット曲で知られ、時代劇『必殺仕事人』の三味線屋勇次としても人気を集めた中条きよしさん。
2022年の参院選に日本維新の会から比例区で立候補し、見事当選。芸能活動は同年末のディナーショーで引退し、政治の道に専念する決意を示しました。
森田健作さん|青春スターから千葉県知事へ
そうだ!
— ローストポークわん大田原店 (@wan_ootawara) June 5, 2025
今朝は嬉しいことがありました。
千葉の贈り物といえば森田健作氏を思い浮かべますが、当店はとある常連様のご実家から注文していない野菜が置き配されることがあります。
そんな千葉からの贈り物🥬
いつもいつもありがとうございます🙇♂️ pic.twitter.com/jtysPOme8C
俳優・歌手としてデビューし、『おれは男だ!』シリーズで一世を風靡した森田健作さん。
1992年、東京都選挙区から無所属で参院選に出馬して初当選。その後は衆議院議員も経験し、2009年には千葉県知事に就任。2021年まで3期にわたって県政を担いました。
芸能界出身とは思えないほど、本格的な政治キャリアを築いてきた人物です。
矢野けいたさん|ストリートから区政へ
東京都渋谷区でストリートミュージシャンとして活動していた矢野けいた(矢野桂太)さんは、2023年に渋谷区議会議員に初当選。34歳という若さと現場感覚のある視点が、多くの有権者に支持されました。
音楽の現場で培った発信力が、地域政治でも活きているようです。
今井絵理子さん|SPEEDから参議院へ
1990年代に一世を風靡した女性グループ「SPEED」の元メンバー、今井絵理子さん。
2016年と2022年の参議院選挙で自民党の比例区から出馬し、いずれも当選。現在も参議院議員として活動を続けています。
政治家としての仕事に取り組む一方で、歌手活動も続けたいと語っています。
喜納昌吉さん|「花」で知られる沖縄の音楽人
「花〜すべての人の心に花を〜」で有名な沖縄のシンガー・喜納昌吉(きな しょうきち)さんは、2004年に民主党から参院選に出馬して当選。
1期務めたのち、音楽と平和活動を軸に活動を続けています。音楽を通じた社会へのアプローチは、政治の場でも変わらず発揮されています。
【番外編】国会議員バンド「Gi!nz(ギインズ)」
最後にちょっと番外編をご紹介。自民党所属の国会議員によるバンド「Gi!nz(ギインズ)」をご存じでしょうか?
林芳正さんを中心に、小此木八郎さん、浜田靖一さん、松山政司さんといったメンバーで構成され、ライブ活動も行っている本格派バンドです。
林芳正さんは作詞・作曲から楽器演奏までこなし、音楽の腕前も本物。政治の場ではもちろん、音楽の世界でも“表現者”としての顔を見せています。
おわりに
ミュージシャンから政治家へ――分野こそ違えど、「人に何かを伝えたい」という根っこの部分はきっと共通しているのでしょう。
世良公則さんの挑戦をきっかけに、音楽出身の政治家たちの歩みに注目が集まっています。
今後もこうした異業種からのチャレンジが、日本の政治に新しい風を吹き込んでくれるかもしれませんね。

