2025年の高校野球でも岐阜県代表として甲子園に出場している「岐阜商業(岐阜県立岐阜商業高等学校)」。
地元では「県岐阜商」や「県岐商(けんぎしょう)」と呼ばれていますが、全国的には「岐阜商業」や「県立岐阜商」という言い方をされることが多いです。
なぜ「県立」をわざわざつけて呼ぶのでしょうか?
岐阜商業は県立・市立の二つある!

実は、岐阜市には「岐阜商業高校」が県立・市立の二つ存在します。
ひとつは1904年に設立された「岐阜県立岐阜商業高等学校(県岐阜商)」、もうひとつは1969年に新設された「岐阜市立岐阜商業高等学校(市岐阜商)」です。
地元で「岐阜商業」といえば古い歴史を持つ県岐阜商を指すことが多いのですが、外から見ると区別がつきにくいため「県立岐阜商」とよばれるようになったのです。
県立岐阜商(県岐阜商)とは
- 岐阜市則武新屋敷にある
- 設立は1904年(明治37年)
- 元々は岐阜市立岐阜商業学校としてスタート
- 戦後の合併などを経て1951年に県立岐阜商業高校として開校
- 野球の名門で、甲子園の常連校
- 地元では「県岐商(けんぎしょう)」と呼ばれて親しまれている
市立岐阜商(市岐商)とは
- 岐阜市鏡島南二丁目にある
- 1969年に新設された比較的新しい商業高校
- 当初は男子校として設立され、1998年から一部を除き男女共学に
- 地元では「市岐商(しぎしょう)」と呼ばれる
- 野球でも甲子園出場歴がある実力校
- 一時は「立命館の運営になる」という話もあったが、2009年ごろに立ち消え
なぜ二校あるのか?それは地元の求めに応じたから
なぜ岐阜市内に公立の商業高校が二つもあるのでしょうか?
その背景には、岐阜が昔から「商都」と呼ばれてきた土地柄があります。
高度経済成長期には商業を学びたい学生がぐっと増え、地元の既製服産業などからも「もっと商業高校を」という声が高まりました。
そこで新しく岐阜市立の岐阜市立岐阜商業高等学校(市岐阜商)がつくられたのです。
その結果、岐阜市には「岐阜県立岐阜商業高等学校(県岐阜商)」と「岐阜市立岐阜商業高等学校(市岐商)」という二つの岐阜商業高校が並立することになったのです。
まとめ
「県岐阜商」とあえて「県」「県立」をつけてよばれる「岐阜商業(岐阜県立岐阜商業高等学校)」。
それは県立と市立の「岐阜商業高校」が存在するためです。
どうしても混同されやすいので、全国的には「県立岐阜商」と呼ばれ、区別されているのですね。
どちらも野球の強豪であり、甲子園の舞台に立った歴史を持っています。
これからも「県岐商」と「市岐商」、それぞれの活躍に注目していきたいところです。





