リスカ株式会社が製造し、株式会社やおきんが販売している人気スナック菓子「うまい棒」が、2024年10月の出荷分から1本15円になることが発表されました。
これまで42年間、10円という低価格を守り続けてきた「うまい棒」ですが、近年は原材料費の高騰などの影響で少しずつ値上げが行われています。
この記事では、うまい棒の値上げとサイズ変更の歴史について振り返ります。
うまい棒の価格の変遷
1979年7月に初めて発売されたうまい棒は、なんと42年間もの間、1本10円(税込)という驚きの価格を維持してきました。
日本に消費税が導入されても、販売価格は変わらず10円をキープ。
そのコストパフォーマンスの高さで、多くの人々に親しまれてきました。
しかし、2022年4月、ついにその価格が変更され、1本12円に値上げされました。
この背景には、世界的な原材料費の高騰がありました。うまい棒の価格維持に限界が訪れたのです。
そして、今回再び値上げが発表され、2024年10月からは1本15円に。
値上げのたびにニュースとなり、ファンに衝撃を与えていますが、40年以上もの間、価格を抑えてきたこと自体が驚異的な実績といえるでしょう。
うまい棒のサイズの変遷
うまい棒の歴史を語るうえで、サイズの変化も重要です。実は、うまい棒のサイズは少しずつ変わってきています。
2005年のリニューアル以前の正確なサイズは明らかにされていませんが、2005年時点での公開データによると、味によって内容量が異なり、7グラム~9グラムほどだったそうです。
それが2010年には、5グラム~6グラムと内容量が減少。約2~3グラム少なくなっていることが分かりました。
このサイズ変更もコストの影響を受けたものですが、これだけの期間、うまい棒が安価で提供され続けたことを考えれば、やむを得ない措置だったともいえます。
うまい棒値上げの背景
今回の値上げには、物価上昇も関係しています。
2024年8月の消費者物価指数では、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で2.8%上昇しています。うまい棒の値上げは、
日常生活における価格上昇の一例にすぎませんが、長年愛されてきた商品の値段が変わるというのは、特に印象深い出来事といえます。
まとめ
「うまい棒」の今回の値上げとサイズ変更は避けられない現実ですが、それでも変わらないのは、うまい棒の楽しさと満足感です。
今後もうまい棒をポリポリ食べて、日々のちょっとした幸せを味わっていきましょう!