俳優・岡山天音さんは、ドラマ『ライオンの隠れ家』や映画『笑いのカイブツ』『キングダム』などでその個性的な演技が注目されています。
彼の芸能界入りは「スカウト」ではなく、『中学生日記』オーディションからのスタートでした。その経緯についてご紹介します。
中学生オーディションから始まった岡山天音の芸能生活
岡山天音さんの芸能デビューは、15歳の時にNHKのドラマ『中学生日記』に出演したことがきっかけでした。
このドラマは、名古屋の中学生を中心に、生徒役を募集することが特徴で、通常は事務所に所属していない地元の中学生が選ばれます。
さらに、中学生は夜遅くまでの収録が難しいため、NHK名古屋放送局から40分以内で通える中学生に限られていました。
しかし、年に一度だけ全国オーディションが行われ、夏休み期間中に名古屋で撮影を行う機会が設けられていました。
岡山さんはこの全国オーディションに合格。
お母様と共に東京から名古屋へ向かい、2週間の泊まり込みで撮影に臨みました。
『中学生日記』でのデビューとその後の歩み
2009年8月29日に放送された『中学生日記 シリーズ・転校生(1)~少年は天の音を聴く~』で、岡山さんは主役の「漫画家志望の中学生」として出演。
この役柄は、実際に岡山さんが当時憧れていた職業でもありました。
『中学生日記』オーディションの特徴
興味深いのは、この『中学生日記』に選ばれるために、演技力よりもその時代の中学生が持つ「何かいいたそうな雰囲気」が重視されていました。
生徒役は実名で出演するのが特徴で、岡山さんもその一員として番組に出演しました。
そんな『中学生日記』ですが2012年3月に最終回を迎えました。
芸能界入りのきっかけと今の岡山天音
『中学生日記』に主演した岡山さん。
岡山さんは『中学生日記』での経験が非常に印象に残ったそうで、「もう一度、あの現場に戻りたい」と強く感じたことが、今の事務所のオーディションを受けるきっかけになったと話しています。
とはいえ、デビュー後すぐに順風満帆というわけではなく、最初の2年間はオーディションに落ち続ける苦労を味わったそうです。
また、岡山さん自身は出たがりな性格ではなく、実は恥ずかしがり屋。
いまでも出演したドラマの自分のシーンを家で見る時は、「ああ、出てくる!うわ~、恥ずかしい!」と照れてしまうそうです。
まとめ
岡山天音さんは、中学生オーディションからスタートし、コツコツと経験を積み重ねて今に至ります。
その素朴で謙虚な姿勢が、彼の演技にも表れており、多くのファンに愛される理由の一つかもしれません。今後も、彼のさらなる活躍に期待が高まります。