元NHKアナウンサーの近江友里恵さん。
2021年3月にNHKを退社した近江さんの転職理由や現在の活動についてご紹介します。
近江友里恵のNHK退社の経緯
元NHKアナウンサーの近江友里恵さんといえば、『ブラタモリ』や『あさイチ』といった人気番組での活躍が思い浮かぶ方も多いでしょう。
しかし、2021年3月にNHKを退社し、意外な形で新たなキャリアをスタートさせました。
2021年2月に『あさイチ』で3月5日での卒業を発表したさいは
「家庭に入るでもなく、フリーアナウンサーになるのでもなく、アナウンサー以外の仕事に挑戦する予定」
と話していました。
しかし、その時点では具体的な転職先は明かさず、視聴者やファンを驚かせました。
彼女が選んだのは、民間企業の都市開発の現場でした。
近江友里恵、NHKから三井不動産へ転職
実は近江さんは、2021年4月1日付で三井不動産に中途採用され、「開発企画部」に配属されています。
近江さんの転職先が民間企業だったため、NHK側からは転職先の詳細を公表することが許可されなかったと言われています。
そのため、転職先に関する憶測や問い合わせが相次ぐ結果となりました。
近江さんこの「開発企画部」で地域開発に携わり、横浜・関内の再開発プロジェクトなどに関わっているそうです。
近江友里恵の転職理由
近江友里恵さんは、2021年3月にNHKを退職しましたが、これは単なるキャリアチェンジではなく、長年温めてきた夢の実現でもあったのです。
早稲田大学の政治経済学部で都市開発を研究していた近江さんは、NHKアナウンサーとして多くの街を訪れる中で、その興味が再燃していきました。
転職先の仕事「都市開発」への関心
近江さんが都市開発に興味を持った背景には、幼少期の経験が関係しています。
彼女が育った麻布十番の商店街が再開発され、大都市に変わったことが大きな影響を与えたそうです。
また、早稲田大学では政治経済学部の政治学科で都市開発に関する研究をしていた近江さん。
そのためもともと建物を見るのが好きだったといいます。
NHKでの経験が転職理由のひとつに
近江友里恵さんは、NHKの人気番組『ブラタモリ』で各地を訪れ、街の歴史や成り立ちを学ぶ中で、都市開発への興味が再び湧き上がり、「いつか街づくりに携わりたい」という思うようになります。
さらに、2019年1月のNHKスペシャル「空から見る 昭和 平成 そして未来」という番組では、総合司会として都市開発の歴史と未来に触れる機会がありました。
『あさイチ』の卒業時には、
「『ブラタモリ』での全国各地を歩いた経験や、災害報道の現場で学んだ防災や減災の知識、『あさイチ』で身につけた生活の知恵を活かして、いい街を作りたい」
と語り、街づくりへの思いを示しました。
著名人のことばが転職への決断を後押し
近江さんの転職には、星野源さんや中井貴一さんといった著名人の言葉も大きな影響を与えました。
近江さんが星野さんに「(音楽やドラマなど)どれか諦めようかと思ったことはないのか」と聞いたところ「どれも自分のやりたいことなので、迷ったことはない」と答えました。
この星野さんの姿勢が近江さんに勇気を与えました。
また、中井貴一さんは「自分の至らなさを自覚するため、年を取ってからミュージカルを始めた」と語りました。
年齢をへてから新しいことに挑戦する姿勢に感銘を受けたと言います。
まとめ
元NHKアナウンサーとしてのキャリアを活かしながら、三井不動産で都市開発という異なる分野での活躍を見せる近江友里恵さん。
新たな環境での挑戦を続ける近江さんの姿が、今後も気になりますね。