白浜駅からアドベンチャーワールドへ行くときなど、観光客もよく利用する「明光バス」。
公式サイトには「各種交通系ICカード(ICOCA、PiTaPa、Suicaなど)をご利用いただけます」と書いてあります。
ところが――PiTaPaを使おうとしたらまさかのエラー!
今回はそのときの体験談と、なぜPiTaPaが「使えるのに使えない」のか、原因や対策をわかりやすく紹介します。
結論を先に言うと「チャージしてなかったから」です。くわしくは以下をごらんください。
明光バスはPiTaPa対応…のはずが?

明光バスは、和歌山県の白浜などで営業している路線バスです。
とくに白浜駅からアドベンチャーワールドに向かう際には、多くの人が使うと思います。
私が2025年に白浜を訪れたとき、事前に明光バスの公式サイトなどを見て「PiTaPaを含む交通系ICカードが使える」と確認していたため、安心して乗車しました。
でも、実際には降車時にPiTaPaをかざすと、読み取り機がエラーを表示。
「乗るときにタッチし忘れたのかな?」と思っていたら、運転手さんがひとこと。

お金入ってないよ!
どういうこと?…あっ、チャージしてないって意味?!
ていうかPiTaPaってチャージいらないんじゃないの?!
と戸惑いつつ、現金でお支払いしてバスを降りました。
PiTaPaはチャージ不要じゃなかったの?

PiTaPaは、ふつうの交通系ICカードとはちょっと違います。
ICOCAやSuicaなどは、事前にチャージした金額を使って運賃を支払いますよね。
でもPiTaPaは、事前チャージ不要の「ポストペイ方式」。
バスや電車に乗ったあと、使った分があとから口座引き落としされるしくみなんです。
だから私は今まで、チャージせずにPiTaPaを使っていました。
ところが……!
PiTaPaが後払いで使えるのは「一部地域だけ」

じつはこのポストペイ方式、全国どこでも使えるわけではありません。
PiTaPaのポストペイが使えるのは、JR西日本エリアやPiTaPaポストペイ対応エリアだけ。
和歌山県にある明光バスはそのエリア外なんです。
つまり、「PiTaPaは使える」と書いてあっても、ポストペイ方式では使えない=チャージが必要という落とし穴があったんですね。
いや〜、知らなかった……。
ポストペイが使える具体的なエリアはこちらです。
PiTaPaをチャージするにはどうすればいい?

PiTaPaをチャージする方法もちゃんとあります。
対応している駅の券売機などで、現金チャージが可能です。
大阪メトロ(Osaka metro・旧大阪市交通局)の地下鉄駅・バスでのチャージ方法
または、「オートチャージ設定」という機能を使えば、残高が減ったときに自動で2000円前後を口座から引き落としてチャージしてくれるようにもできます。
ただ、駅での手続きがいるため、事前に余裕をもって設定しておきましょう。
明光バスに乗るときの支払い対策
では、明光バスに乗るときにPiTaPaユーザーができる対策をまとめておきます。
✅ PiTaPaを事前にチャージしておく
✅ チャージ済みの別の交通系ICカード(ICOCAなど)を用意
✅ QRコード決済を使う(PayPay・楽天ペイなど)
✅ 小銭をしっかり用意しておく
✅ 明光バスの「とくとくフリー乗車券」を購入する
明光バスでのQRコード決済は時間がかかる
明光バスでは、実は交通系ICカードだけでなくQRコード決済にも対応しています。(PayPay・auPay・メルペイ・Alipay・We Chat Pay・d払い・楽天ペイ)
そんなわけで私は、PayPayのQRコード決済も試しました。
運賃箱に貼ってあるQRコードを読み取り、自分で金額を入力し、運転手さんに確認してもらう流れです。
でもこれ、めちゃくちゃ時間がかかります。
両替して現金を出すのと同じか、それ以上。
正直あまりおすすめできません…。
まとめ・明光バスでPiTaPaを使うなら事前チャージを!
PiTaPaはとても便利な交通系ICカードですが、「使えると思っていた場所で使えない」ことがあるので要注意です。
和歌山県白浜の明光バスのように、交通系ICカードがOKでも「PiTaPaポストペイ非対応」な地域ではチャージが必須。
旅行中に焦らないように、事前の準備がカギですよ!
白浜観光を快適に楽しむためにも、PiTaPaの設定を見直してみてくださいね。
白浜のホテル「ホテル銀翠」についての記事もあります。