新浜レオンさんが「第75回NHK紅白歌合戦」で披露した「全てあげよう」。
熱いパフォーマンスに注目が集まった一方で、ネット上では「どこかで聞いたことがある気がする…」「あれ、ウェブダイバーの曲に似てない?」という声が続出しました。
今回はこの“似ている問題”について、楽曲の背景や関係者のコメントなどを元に深掘りしていきます!
紅白で話題!新浜レオンさんの「全てあげよう」
「全てあげよう」は、新浜レオンさんの6枚目のシングルで、2024年3月27日にリリースされました。
新浜レオン6thシングル「全てあげよう」リリース決定!!!(公式HP)
そして、2024年末の「第75回NHK紅白歌合戦」では、この「全てあげよう」で念願の初出場を果たしました。
特に話題になったのが、曲のラストで見せた“膝スラ”こと膝スライディング。これは新浜さんが敬愛する西城秀樹さんのスタイルを意識したもので、演歌歌手の枠を超えたエンタメ性にSNSも大盛り上がりでした。
「ウェブダイバー」の主題歌に似てる?SNSでざわつく
新浜レオンの全てあげようって電脳冒険記ウェブダイバーOP DIVER#2100に出だし酷似してませんか?(誰がわかるん)
— サクサク*4y🐘&🥚🎀 (@sakusaku_baby5) December 31, 2024
そんな新浜レオンさんの曲「全てあげよう」に対して、SNSではこんな声が上がりました。
- 新浜レオンの「全てあげよう」って、電脳冒険記ウェブダイバーOPに出だし酷似してませんか?
- 似てるけど、メロディラインとしてはよくあるからパクリとは思いたくない
- 街角で流れてるのを聴いて、“あれ?ウェブダイバー?”ってなった
『電脳冒険記ウェブダイバー』OP曲「DIVER#2100」
「全てあげよう」に似た曲として挙げられているのが、2001年〜2002年に放送されていたアニメ『電脳冒険記ウェブダイバー』のオープニング曲「DIVER#2100」。
当時、1〜32話で使用されたこの曲は、知る人ぞ知る名曲なんです。
歌っていたのはR.A.M(高取ヒデアキさん・平間あきひこさん・Sister MAYOさんのユニット)。高取さんはスーパー戦隊シリーズのテーマ曲でおなじみ、作詞は「残酷な天使のテーゼ」などで知られる及川眠子さん。作曲と編曲を担当したのが、R.A.Mのメンバーでもある平間あきひこさんです。
実際に似ている?作曲者本人のコメントが話題に
話題の渦中、「DIVER#2100」の作曲者・平間あきひこさんがご自身のFacebookで以下のようにコメントしています。
紅白を見てて、
あれ?この曲何か聞いたことあるな?
と思ったら、自分が昔書いた曲とそっくりで驚きましたw
新浜レオンさんの曲
私が書いたのは20数年前
電脳冒険記ウェブダイバーというアニメの主題歌で、高取君が歌うということで書かせて頂いた打ち込み系の早いBPMのロックです
似てるというかサビの4小節ほぼ同じ(笑
アニメの主題歌ということでそこそこ認知されている曲だとは思います
全く知らずに作られた偶然の産物だとは思いますが(笑
平間あきひこさんのFacebook
まさかの本人も“似てる”と感じたという事実。とはいえ、平間さんは「偶然の産物だと思います(笑)」とも語っており、決して悪意を感じているわけではなさそうです。
ビッグコラボ「全てあげよう」が生まれた背景・きっかけ
そもそも「全てあげよう」はどうやって生まれた曲なのか。そのルーツもユニークです。
きっかけは、新浜レオンさんが木梨憲武さんのラジオ番組『土曜朝6時 木梨の会。』にゲスト出演したこと。その場に所ジョージさんも一緒に出演していて、生放送中に木梨さんが「レオンくんに、西城秀樹さん風の曲を作ってよ〜」と所さんにフリを入れたのが始まりでした。
新浜さん自身は「あれは冗談だと思ってた」と語っていますが、なんと2日後に木梨さんから「曲できたよ」と連絡が。その後、わずか1か月ほどで完成したというスピード制作だったんです。
まとめ
SNSでの“似てる”騒動は、ちょっとした話題になりましたが、どちらの楽曲も素晴らしいことに変わりはありません。
「DIVER#2100」と「全てあげよう」、偶然の一致が生んだ不思議なご縁として、どちらも改めて聴き比べてみてはいかがでしょうか。