カゲロウデイズとは何か【音楽・マンガ・小説・アニメ】

「カゲロウデイズ」という名前を聞いたことがありますか？

これは、じん(自然の敵P)さんによるVOCALOID楽曲から生まれた作品群を指す言葉です。

じんさんの手によって紡がれた「カゲロウデイズ」は、楽曲だけでなく、小説や漫画、アニメといった多彩なメディアで展開されており、そのすべてが「カゲロウプロジェクト」として知られています。

この記事では、「カゲロウデイズ」とは何か、その魅力や関連作品について詳しくご紹介します。

カゲロウデイズとは？アニメ・漫画・小説で描かれる世界

「カゲロウデイズ」は、もともと、じん(自然の敵P)さんが作詞・作曲したVOCALOID楽曲のタイトルで、2011年に公開されて以来、多くの人々に愛され続けています。

この楽曲が原案となり、小説や漫画、さらにはアニメまで派生しました。

これらの作品群を総称して「カゲロウプロジェクト」、略してカゲプロと呼びます。

8月15日にはX（旧Twitter）で「＃カゲロウデイズの日」というハッシュタグが飛びかい、トレンドに上がっていました。

カゲプロは８月１４日と８月１５日を永遠ループするという世界（カゲロウデイズ）が題材になっています。

そのため、８月１５日は「カゲロウデイズの日」といわれています。

じん(自然の敵P)さんが「戦争を忘れないように」いう意味を込め、終戦記念日で８月１５日をストーリー上の大事な日にすえたそうです。

じんさんは、VOCALOID楽曲を制作するプロデューサーで、彼の手がけた作品は独特の世界観と中毒性のあるメロディーで多くのファンを魅了しています。

所持しているVOCALOIDは初音ミク、IA、蒼姫ラピス、GUMIなどです。

「カゲロウデイズ」は、2011年9月に投稿された3作目で、彼の名前を一躍有名にしました。

じんさんは音楽活動にとどまらず、文筆活動や脚本制作にも積極的に取り組んでいます。

小説版「カゲロウデイズ」シリーズの執筆や、漫画版「カゲロウデイズ」の原作、アニメ「メカクシティアクターズ」のシリーズ構成・脚本も担当しています。

さらに、オリジナルテレビアニメ「LISTENERS」のストーリー原案や脚本、「カミエラビ」の脚本など、幅広いジャンルで活躍している多才なクリエイターです。

「カゲロウデイズ」は、不思議な能力を持つ少年少女たちが結成した集団「メカクシ団」の活躍や日常を描く青春グラフィティです。

メカクシ団のメンバーたちは、それぞれが「目」に関する特殊な能力を持ち、彼らの物語は時に切なく、時に胸を打つ展開が繰り広げられます。

物語の中心となる「カゲロウデイズ」という世界は、永遠に続く夏の日を舞台にした不思議な現象が起こる場所です。

この世界に引き込まれた者たちは、何らかの能力を持って現実世界に戻され、その後も8月15日が繰り返されるという、サスペンス要素も含まれたストーリー展開が魅力です。

楽曲「カゲロウデイズ」から派生した小説・漫画・アニメについて解説します。

小説版「カゲロウデイズ」は、作曲者であるじんさん自身がノベライズを手掛け、

しづさんがイラストを担当しています。エンターブレインのKCG文庫から2012年5月に第1巻が出版され、全8巻が刊行されました。

また、2012年6月には月刊コミックジーンで漫画『カゲロウデイズ』の連載が開始されました。

作画は佐藤まひろさんが担当し、コミックス第4巻以降では、じんさんが本作のために書き下ろしたオリジナルストーリーが描かれています。

小説版とは異なる展開が楽しめる点も魅力の一つです。

アニメ版は『メカクシティアクターズ』のタイトルで放送され、制作はシャフト、監督は新房昭之さんが務めました。

脚本はじんさん自身が担当し、彼の独特な世界観がアニメでも忠実に再現されています。

「カゲロウデイズ」に登場するキャラクターたちの多くは、それぞれに「目」に関連した特殊な能力を持っています。たとえば、如月シンタローの妹、如月桃は、人の目を引きつける「目を奪う」能力を持つ人気アイドルです。

また、アザミというキャラクターが創り出した永遠に続く世界「カゲロウデイズ」や、その世界で起こる怪現象、赤い目の能力者たちなど、専門用語も数多く存在します。

これらのキャラクターや能力について詳しく知ることで、物語の理解がより深まるでしょう。

「カゲロウデイズ」は、じん(自然の敵P)さんが生み出した独自の世界観と魅力的なキャラクターたちが織り成す、音楽・小説・漫画・アニメを超えた作品群です。

その中毒性のあるメロディーと深いストーリーは、多くのファンを魅了し続けています。この記事を通じて、カゲロウデイズの世界に興味を持った方は、ぜひその魅力をさらに深く探求してみてください。