福岡県の認定こども園で、なんとイタチが子どもたちの上履きを大量に盗むという珍事件が起きました。
この事件の詳細やイタチの行動の理由、そして対策について、詳しく見ていきましょう！
イタチの上履き消失事件の場所と真相
11月6日と7日の2日間、福岡県古賀市の認定こども園「五所こども園」で、合計13人分もの上履きが消える事件が発生しました。
こども園は警察に通報。窃盗事件として防犯カメラが設置されました。
しかし12日、またしても上履きが消失。
防犯カメラを確認すると、靴箱に近づく小さな影が…。犯人はまさかの「イタチ」でした！
イタチは靴を物色し、口にくわえて逃走する様子がばっちり映っていました。
園長先生は「犯罪ではなくて安心した」と胸をなでおろしたそうです。
イタチが上履きを盗んだ理由
なぜイタチが上履きを狙ったのか、不思議に思いませんか？
専門家によると、今回の犯人はシベリアイタチとみられ、住宅街にも現れる種類だそうです。
イタチは寒がりで、冬になる前に巣を暖かくするための材料を集める習性があります。
上履きは柔らかく、サイズも手頃で巣作りにピッタリだったのでしょう。
ちなみに、同じような事件は過去にも発生しています。
2年前には愛知県でイタチが大量のサンダルを持ち去る騒動がありました。
イタチ対策はどうする？
福岡のこども園では、イタチが再び靴箱に侵入するのを防ぐため、靴箱にネットを設置して対策を講じています。
では、イタチが家の中や庭に現れた場合、どのように対応すればよいのでしょうか？
イタチの捕獲は法律的に難しい
イタチは野生鳥獣として法律で保護されているため、無許可で捕獲することは禁止されています。
そのため、まずは侵入を防ぐことが最優先です。
効果的な方法として、以下の対策が挙げられます。
- 強いにおいを使う：イタチは刺激の強いにおいを嫌うため、忌避剤を使用すると効果的です。
- くん煙剤を使う：天井裏や室内にすみついている場合は、バルサンなどを使用して追い出す方法があります。
それでもイタチが出ていかないときにはやむをえず捕まえることになります。
捕獲には自治体に相談して許可をもらう必要があるため、まずは自治体（市役所など）に相談しましょう。
イタチは可愛らしい見た目ですが、人間の生活に影響を及ぼすこともあります。
とはいえ、野生動物なので法律を守りつつ、適切な方法で対処することが大切です。
まとめ
今回の福岡での事件では、上履きを盗むイタチには驚きましたが、冬を越すための本能的な行動だったのかもしれませんね。
もし自宅周辺でイタチの被害に遭った場合は、法律を守りながらしっかりと対策を取るようにしましょう。
