最近、ドライアイスが不足しているというニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか。
その影響で、アイスクリームや冷凍食品の持ち帰りなどが大変になっています。
この記事では、ドライアイス不足の原因やその代わりになるものについて詳しく解説していきます。
サーティワンでもドライアイス不足
夏場には冷たいアイスクリームが恋しくなるものですが、ドライアイス不足の影響で、アイスクリームの持ち帰りが難しくなっているという事態が発生しています。
人気アイスクリームチェーンのサーティワンでは、ドライアイスの提供時間を持ち帰り30分の量までに制限しています。
これにより、「家に帰るまでにアイスが溶けてしまうかもしれないため、その場でアイスを食べないといけなかった」という声も聞かれています。
ドライアイス不足の原因
ドライアイスが不足している背景にはいくつかの要因が考えられます。
作る量が減った
ドライアイス不足の主な原因は、二酸化炭素の生産量が減っていることにあります。
ドライアイスの製造は
- ガソリンをつくる過程で二酸化炭素ができる
- その二酸化炭素を原料としてドライアイスを作る
という流れが一般的ですが、さいきん二酸化炭素の供給量が減っているのです。
必要な量が増えた
さらに、宅配需要の増加もドライアイス不足を悪化させています。
さいきんは宅配サービスの利用が増え、それに伴ってドライアイスの需要も急増しました。
そのため、供給が追いつかず、ドライアイスの価格もここ5年間で約3割上昇しています。
このような背景から、サーティワンのような店舗がドライアイスの無料提供を制限せざるを得なくなっているのです。
ドライアイスの代わりに使えるものは?
ドライアイスが手に入りにくい状況で、代用品として使えるものはないのでしょうか。いくつかの選択肢を見てみましょう。
氷
氷はドライアイスの代わりとして利用できる代表的なものです。
メリットは、手軽に手に入ること、経済的であること、そして家の冷凍庫で簡単に増やせることです。
また、ドライアイスと違って素手で触っても安全です。
ただし、氷を使うと結露が発生し、周りがびちゃびちゃになるというデメリットがあります。
保冷ボックスと蓄冷剤(保冷剤)
保冷ボックス(バッグ)と蓄冷剤(保冷剤)の組み合わせも、ドライアイスの代用品として有効です。
メリットは、繰り返し使えるため経済的であること、そして氷よりも保冷力が高いことです。
しかし、これらを使用するには、冷凍庫のスペースを占有することや、バッグや保冷剤を買う初期費用がかかることがデメリットとなります。
保冷グッズは自分で準備するのが常識になる?
ここ最近は、買い物にいくときにエコバッグを持っていく人が増えました。
エコバッグを持参するのが普通になったように、これからはアイスクリームや冷凍食品を購入する際に「保冷バッグと保冷剤を持参する」という習慣が定着していくかもしれません。
ドライアイス不足が続く中で、自分自身で対策を講じることが求められるかもしれませんね。
まとめ
ドライアイスの不足は、私たちの生活に少なからず影響を与えています。
しかし、代用品として氷や保冷ボックス、蓄冷剤を活用することで、アイスクリームや冷凍食品を安全に持ち帰ることができます。
今後もドライアイス不足の状況は続く可能性が高いため、早めに自分で対策を考えておくと安心です。夏の暑い日でも、冷たいアイスを自宅で楽しむために、今から準備を始めましょう。