2024年9月19日放送のNHK『あさイチ』で、「カフェのある書店」が紹介されました。
今回は、番組内で取り上げられた東京・奈良・名古屋にある書店をリサーチし、詳細をお届けします。
『あさイチ』で紹介!新しい書店の試み
『あさイチ』では、「新しい書店の試み」として、書店内にカフェを併設するスタイルが紹介されました。
カフェ内で本を自由に読みつつ、軽食や飲み物を楽しめるというコンセプトが好評とのこと。
番組内では、東京・渋谷、奈良、名古屋の書店が紹介されていましたが、具体的な店名は言及されませんでした。そこで、それらしい書店を調べてみました。
東京渋谷「TSUTAYA BOOKSTORE 渋谷サクラステージ」
まず、東京渋谷で紹介された書店として挙げられるのが、「TSUTAYA BOOKSTORE 渋谷サクラステージ」です。
番組では「TSUTAYA BOOK…」という文字がちらっと映っていました。
今年7月にオープンしたこの書店は、約16万冊の豊富な在庫を誇る渋谷最大級のお店。
奥にある有料のカフェスペースで本を購入前に試し読みできるという特徴があります。
1時間1650円で、お菓子が食べ放題、ソフトドリンクも飲み放題といったサービスも提供されています。
「ゆっくり話しやすい、勉強がしやすい」という利用者の声も紹介されました。
奈良「啓林堂書店」
奈良で紹介されたのは、「啓林堂書店」と思われます。
ビルの外観が番組で映し出され、書店名がはっきり確認できました。
この書店でも30分400円という価格で、ソフトドリンク、電源、Wi-Fi、ロッカーが無料で利用できるカフェスペースを2階部分で提供しています。
名古屋「文喫 栄」
名古屋で取り上げられた書店として考えられるのが、「文喫 栄」です。
番組では「今年オープンで、11:00 まではトースト無料、ナポリタンなどの食事も注文可能」と紹介されていた場所です。
2024年4月にオープンしたこの書店は、90分825円(税込)で、書店内のカフェスペースを利用できるというシステムです。
さらに、朝7:30から11:00までに入場すると、トーストが無料で提供されるという、名古屋のモーニング文化が反映されたユニークなサービスも特徴です。
『あさイチ』報道に賛否両論の声
この「書店内カフェ」という新しい試みには、ネット上でも賛否が分かれています。
否定的な意見としては、「他人が飲食しながら読んだ本を買いたくない」や「中身が汚れているかもしれない」といった声が見られました。
また、「一度誰かが読んだ本は中古品ではないか」との指摘もあります。
一方で、肯定的な意見もあります。
「全ての書店がやるわけではないから、気に入らない人は行かなければいい」や「本を売るだけではなく、交流や新しい人の集う場所として価値がある」との声も。
「読んでいいサンプル本と販売用の本を分けているならいい」「購入前の本ではなく、購入した本をゆっくり読めるカフェならいい」という改善案もありました。
まとめ
「カフェのある書店」というスタイルは、売り上げが減少している書店の新しい挑戦です。
もちろん、賛否両論はありますが、これからも多様な形で書店が進化していくことでしょう。